2025/07/02 17:23

◎生活保護停止処分取り消し確定へ 三重県鈴鹿市が上告断念

 車保有の必要性を訴えていた女性(73)の生活保護費支給を止めた三重県鈴鹿市の処分を違法と認めた名古屋高裁判決を受け、市は2日、上告しないと明らかにした。上告期限は10日。処分を取り消し11万円の賠償を命じた判決が確定する。
 高裁判決によると、身体障害者の女性は通院のため車保有の必要性を訴えたが、市は認めず、廃車費用の見積書を提出するよう指導。2022年11月、指導に従わなかったと保護費支給を止めた。
 高裁は停止処分が「漫然と行われたものと言わざるを得ない」と市の過失を認め女性側勝訴とした。市は「判決を踏まえ、今後も適正な保護行政に取り組んでいく」とのコメントを出した。

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