2025/07/02 17:47
◎伊東市長、東洋大卒でなく除籍 静岡、辞職勧告決議案提出へ
静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が2日、市内で記者会見し、市の広報誌などで東洋大卒と紹介していた自身の学歴について「除籍であることが判明した」と述べた。進退について「まだ考えがまとまっていない。逃げ出したくない」と明言を避けたが、近く市議会に辞職勧告決議案が提出される見通し。
田久保氏は市議を経て、5月の市長選で自民、公明両党の県組織が推薦する現職を破って初当選。田久保氏の弁護士によると、市長選では経歴を公表していなかったことや誤認させる故意がなかったことから、公選法違反には該当しないとの見方を示した。
6月末に自ら大学へ出向き、卒業証明書を取得しようとしたところ除籍の事実を把握したという。除籍の時期は不明で、大学後半はまともに通学せず卒業式にも出ていないとしている。田久保氏は「卒業していると認識していた。戸惑っている」と釈明した。
市議会事務局によると市長当選後、詐称疑惑を指摘する差出人不明の文書が市議全員に届いた。
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