2025/07/02 12:07
◎長崎知事、減給撤回を申し入れ 議会で異論、修正し再提出へ
長崎県の大石賢吾知事は2日、県議会に提出していた自身の給与を減額する条例改正案について、議長に撤回を申し入れた。政治資金問題などで県政の混乱を招いた「道義的責任」を明確にする狙いで提案したが、委員会で「十分とは言えない」などと内容の妥当性について異論が相次いでいた。内容を修正し再提出する方針。
大石氏は、2022年2月の知事選を巡る政治資金の収支などに関し、長崎地検が不起訴とした事案も含め複数の問題が指摘されていた。条例改正案は知事給与の1カ月分に当たる126万円を減額する内容。議案を審査する6月30日の総務委員会で、委員から「説明責任や信頼回復の観点から十分とは言えない」などと再考を求める声が出ていた。
撤回の申し入れ後、報道陣の取材に応じた大石氏は「皆さまの理解を得られるような形で提案をしたい」と述べた。
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