2025/07/01 18:59

◎北海道電力、泊原発に防潮堤 津波対策で新設、完成前倒しも

 北海道電力は1日、再稼働を目指す泊原発(北海道泊村)で津波対策として新設工事中の防潮堤を報道陣に公開した。高さは海抜19メートル、全長は約1・2キロで、2027年3月までの完成を予定している。同社の世戸洋行・土木建築課長は「工事は順調で、工期の前倒しも検討している」と明らかにした。
 北海道電は14年、泊原発に海抜16・5メートルの防潮堤を設置したが、原子力規制委員会が地震による液状化で沈下する恐れを指摘。24年3月から約1800億円をかけて、強固な岩盤に埋め込んだ防潮堤を造り直している。
 工事は4割弱進んでおり、工期の短縮に向けて掘削班の増員も検討しているという。

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