2025/07/01 16:34
◎フランス、公園やビーチが禁煙に 子ども保護目的、罰金も
【パリ共同】フランス全土で1日までに、公園やビーチなどでの喫煙が禁止となった。子どもがいる場所が対象で、受動喫煙から保護するのが主な狙い。違反者には135ユーロ(約2万3千円)から最大700ユーロ(約11万8千円)の罰金が科される。
禁煙措置は当初、7月1日から施行される予定とされていたが、6月28日の官報に掲載され、同29日から施行された。2032年までに「喫煙のない世代」をつくるという目標達成に向けた一環。バスの待合所や図書館、プール、学校周辺にも適用される。バーやレストランのテラスでは引き続き喫煙が認められる。
ボートラン保健相は「たばこは子どもがいる場所からなくならなければならない。公園やビーチ、学校は遊び、学び、呼吸する場所で、喫煙のための場所ではない」と述べた。
フランスでは喫煙による関連死が年間7万5千人に上ると言われ、近年たばこ規制が進められてきた。フランス政府は23年11月、公園やビーチでの禁煙方針を明らかにしていた。
TOPへ戻る