2025/06/27 18:34

◎H3打ち上げ、最短2週間間隔へ 年6〜8回以上、競争力向上に

 文部科学省の有識者検討会は27日、国の基幹ロケット「H3」の今後の改良方針を大筋で了承した。改良は段階的に進め、まずは複数の衛星の同時搭載機能を実現。次に年間の打ち上げを6〜8回以上、間隔は最短で2週間とすることを目指す。より重い衛星への対応や遠距離輸送も可能にする新型エンジンの開発にも取り組む。
 世界的な衛星打ち上げ市場では高頻度の打ち上げと高い信頼性を実現した米スペースXが圧倒的な存在感を誇り、新たな大型ロケットの参入も相次ぐ。2023年に導入されたH3は日本政府の衛星打ち上げを担うだけでなく、研究機関や企業のニーズに柔軟に応え、国際競争力をつけていくことが求められている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

白亜紀の海、実は「イカだらけ」 微小化石を見る新技術で判明
黒潮に逆らい、戦略的に沖縄到来 台湾から丸木舟、日本人の祖先
最後のH2A打ち上げ成功 観測衛星、予定軌道に投入

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る