2025/05/09 18:39

◎逆子の適切処置、医師怠った疑い 男児障害、京都府警が書類送検

 京都第一赤十字病院(京都市)で逆子を正常な位置に戻す「外回転術」と呼ばれる医療行為を実施する際に適切な処置を怠り、生まれた男児(4)に脳性まひなど重度障害を負わせたとして、京都府警は9日、業務上過失傷害の疑いで、施術した男性医師を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。母親が昨年7月、府警に告訴していた。
 告訴状によると、男性医師は20年以上の経験がある産婦人科医。20年、男児の母親(37)に、逆子となっていた胎児の向きを治す外回転術を2回実施した。捜査関係者によると、1回目を実施後に低酸素状態が疑われ、2回目を取りやめるべきだったのに怠ったなどの疑いが持たれている。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

黒潮「大蛇行」終息の兆候 気象庁、17年8月から過去最長
【独自】「りゅうぐう」試料を国際基準に JAXA、夏にも新組織設置
【独自】原発事故時、バス稼働は1割強 柏崎、運転手の被ばく懸念

>>科学・環境・医療・健康ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る