2025/05/09 18:14

◎小児科医に懲役7年6月、静岡 診察中、複数女性患者にわいせつ

 中東遠総合医療センター(静岡県掛川市)で診療を装って複数の10代女性患者にわいせつな行為をしたなどとして強制わいせつなどの罪に問われた小児科診療部長の塩沢亮輔被告(44)に、静岡地裁浜松支部は9日、懲役7年6月(求刑懲役14年)の判決を言い渡した。
 判決理由で、来司直美裁判官は患者から信頼される医者の立場を利用して犯行に及んだとして「極めて卑劣で悪質」と指摘。自己の性的好奇心を満たすための行為だったと認定した。
 公判で塩沢被告は「医療行為の一環だった」などと弁解し、来司裁判官は「真摯な反省の態度は見られない」としたものの、被害弁償していることなどを考慮し量刑判断した。
 判決によると、塩沢被告は2017年12月〜23年6月、診察の過程で、10代の4人の胸などを触ったほか、別の10代の6人を含め計10人のわいせつな動画を撮影し、保存した。
 同センターは「被害者に申し訳ない。判決内容を精査し、厳正に対処する」とした。 

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