2025/05/09 18:11

◎森友文書開示、廃棄で欠番 財務省回答、政治家関連

 学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざん問題で、開示された関連文書に一部欠番があるとして、自殺した元職員の遺族側が説明を求めたことに対し、財務省は9日、弁護団に回答した。同省は過去の調査報告書で、2017年当時に理財局の指示で政治家関係者との応接録を廃棄したと公表しており、その過程で文書が欠落したとみられるとした。
 弁護団によると今年4月、近畿財務局と森友側との交渉記録など13年6月〜16年6月の約2千ページが第1弾として開示された。過去の公表文書などでは14年4月28日、森友学園の籠池泰典元理事長が財務局職員に安倍晋三元首相の妻昭恵氏との写真を示し「『いい土地ですから、前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と述べていた。しかし今年4月の開示ではこの時期の文書が抜けていた。
 この他、13年10月の故鴻池祥肇元防災担当相の秘書と財務局側とのやりとりや、15年11月の昭恵氏付政府職員からの照会に関する部分なども欠番だった。

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