2025/05/09 19:38

◎日韓協力重要と野党の李在明氏 歴史問題「必ず解決」

 【ソウル共同】韓国大統領選の有力候補、革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表は9日、日韓関係がテーマの討論会に祝辞を贈り、「両国の協力は経済と安全保障の面で重要だ」と強調した。日韓関係を重視した保守系の尹錫悦政権に続き、連携を維持する考えを示した。
 李氏は「韓国と日本は長年にわたり緊密な協力関係を続けてきたパートナーだ」と指摘。日韓間の懸案として、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を挙げた。また、両国の歴史問題は「未来志向の関係構築のために必ず解決しなければならない」とも訴えた。
 一方、李氏の側近で外交安保分野を担う元政府高官の金鉉宗氏は8日、訪問先のワシントンでトランプ米政権の高官と協議し、日米韓3カ国の協力を強化する必要があるとの李氏の考えを伝えた。記者団に明らかにし、韓国メディアが報じた。
 大統領選で李氏が最有力候補と目される中、政権交代を見据えて外交姿勢の継続性をアピールした。日米韓の連携が後退するとの米側の懸念を払拭する狙いとみられる。

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