2025/05/08 18:48

◎習氏、米政権けん制 中ロ首脳会談、結束を誇示

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は8日、モスクワで会談した。両首脳の対面会談は第2次トランプ米政権発足後初めて。習氏は国際社会は「一国主義の逆流と強権的ないじめ行為に直面している」と述べ、米国第一主義を掲げるトランプ政権をけん制。「ロシアと共に平等で秩序ある世界の多極化と経済のグローバル化を進めていく」と述べ、結束を誇示した。
 プーチン氏も中ロの関係発展は両国国民のために善隣関係を築き、協力を拡大することを目的としており「戦略的協力に基づいた、ロシアと中国の選択だ」と強調した。
 両首脳は関係深化と戦略的安定性に関する共同声明に署名する見通し。
 両首脳は第2次大戦の「戦勝国」として戦後の国際秩序の維持や多国間主義を訴え、関税の応酬や安全保障問題で対立するトランプ政権に対抗する構え。米政権が和平交渉を仲介するウクライナ情勢や対米関係、中ロのエネルギー協力についても協議する。
 今年は中ロにとって戦勝80年の節目。習氏は9日に開催される対ドイツ戦勝80年の記念式典に出席する。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

佐々木、メジャー初勝利 大谷8号ソロ、菅野2敗目
元交際相手の男を逮捕 20歳女性、死体遺棄疑い
「嵐」が来春ツアー後解散発表 「ファンに直接感謝を伝える」

>>主要ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る