2025/05/08 16:41
◎バッハ氏、日本五輪招致「歓迎」 6月にIOC会長を退任
6月に退任するIOCのバッハ会長が8日、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、日本の五輪招致への立候補について、状況が整えば「大いに歓迎される」と述べた。冬季五輪の招致活動を停止した札幌市も念頭に置き、言及した。21年の東京五輪を巡る汚職、談合事件への対応と、低迷した機運の回復が条件になると指摘した。
一連の事件は「一部の企業や人々の商慣習によるものだったと理解している」との認識を示した。札幌市の招致活動停止には「不本意だったかもしれないが、商慣習の明確化や改善につながることを望む」とし、事態が好転すれば日本は「五輪の舞台において高いレベルで歓迎される」と期待した。
愛知・名古屋アジア大会の開催を来年に控えていることなどを踏まえ「五輪運動において日本は健在だ」と指摘。IOCが新設する「オリンピック・eスポーツ・ゲームズ」の日本開催についても「希望するなら、IOCに対して表明してほしい。歓迎する」とした。
バッハ氏は旭日大綬章の受章が決まり、9日の皇居での親授式に出席するため来日した。
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