2025/01/22 18:59

◎井上尚弥「全てやり尽くす」 トラブル続き防衛戦へ会見

 ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が22日、横浜市内で記者会見に臨み、世界ボクシング機構(WBO)同級11位の金芸俊(韓国)の挑戦を受ける防衛戦(24日・有明アリーナ)へ向け「やれることを全てやり尽くし、自分の25年の(ボクシング)キャリアを信じて闘う」と力強く語った。
 当初対戦が組まれていたサム・グッドマン(オーストラリア)が2度負傷した影響で、試合が1カ月延期された上に相手が11日に急きょ変更された。トラブルが続いたが、31歳のチャンピオンは「長期間かけて体をつくることは、自分にはすごくプラスだった。この調整方法がベストと分かった」と前向きに捉えた。
 挑戦者はタフさが自慢で、KO負けがない。井上尚は試合展開について問われると「1回から攻撃的にいくか、ボクシングIQの高さを出すか」と不敵に笑った。
 金芸俊はピンクのジャージー姿で会見に出席。顔色も良さそうで「最大のチャンスなので、楽に終わらせるつもりはない。最後まで闘う姿を見せたい」と意気込んだ。

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