2024/12/21 21:01

◎地震と豪雨で体調悪化25% 能登住民アンケート

 2024年元日の地震で被災した石川県の能登半島6市町の住民を対象に実施した共同通信のアンケートで、9月に発生した記録的豪雨での被災後、4人に1人に当たる25%が体調が悪くなったと回答したことが21日、分かった。今後の生活への不安では、58%の人が再び災害に遭うことを挙げた。半島北部を襲った豪雨災害から21日で3カ月となったが、1年足らずで複数の災害に襲われた被災者の心身のケアが重要となる。
 アンケートは12月上旬、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市や珠洲市、能登町などの被災者155人に実施。地震や豪雨が体調面にどのような影響を与えたかを尋ねた。
 能登半島が記録的豪雨に見舞われたことを受け、自身の体調面に変化があったかとの質問には「悪くなった」が9%、「やや悪くなった」が16%だった。「変わらない」は38%、「あまり変わらない」が20%。
 悪くなったと回答した人の自由意見では理由や背景として「再被災で自宅再建の見通しが立たなくなった」など自身の二重被災へのつらさを語る人が多かった。

前の記事 次の記事

この記事を知人に転送

北九州中3殺傷、43歳男逮捕 発生から5日、防カメ追跡
渡辺恒雄さん死去、98歳 読売新聞主筆、巨人元オーナー政界に影響力
59歳夫婦死亡、体に刺し傷 殺人事件で捜査、千葉・柏

>>社会ニュースのアクセスランキング

このカテゴリの一覧
TOPへ戻る